おかえり。またね。
8月15日
槐は、静かに息を引き取りました。
長い間頑張って、もう、これ以上頑張れないというくらい頑張って
そして、これがベストのタイミングだという頃合いを見計らい、旅立って行きました。
そして
8月19日、綺麗なブルーの布を纏い、帰ってきました。
みんなが槐を待っていたんだよ。
たくさんのお花が槐を迎えてくれているでしょ。
免疫疾患で、自分の血を壊してしまうという病になったのが、ちょうど8年前の7月。
まだまだ若くて、本当に美しい時でした。
30年以上前、まだ日本に少なかったソマリという品種のニッキーという猫と
たまたま、ひょんなことから暮らすことになったのだけれど
そのご縁が元で、時を経て私の元に来た槐は
色といい、姿といい、瞳といい、驚くほど洗練されて美しい男の子でした。
新築1年目のマンションの、角という角を全部ガジガジしてくれたっけ・・・。
これまで、治療に関しては出来る限りの事はしたし
もう、これ以上治療法がないというのはわかっていたし
ニッキーを手放したくない私のエゴから苦しませてしまった後悔があるから、延命はしないと決めていたし
その先には、もしかすると辛い判断を迫られる日が来るかもしれないと想像はできていたし
色々覚悟はできていたはずなんだけれど・・・・・
槐のいなくなった私の心には穴が空いてしまった。
とても、辛くて悲しい。。。
でも。
悲しくないお別れなんて嘘だと思うから、泣きたい時は泣くのが当たり前だよね。
こればかりは、おやびんの言う、通り日にち薬だと思う。
幸い、今の職場はプライベートで何があったかという会話さえない冷たい職場なので
職場では泣かずに済んでいて、それはそれでありがたいなと斜めから思ってみたり(苦笑)
いただいたお花が疲れてきた今日、
まるで祭壇のようなお花が届きました。
セレブのお姐たまってば・・・ありがとうございますww
槐、10歳と7ヶ月でしたが、濃い一生でした。
今まで可愛がってくださった方々、本当に有難うございます。
彼は、みんなに愛されて、本当に幸せだったと思います。
そうそう。
8月15日は、実はギズモの誕生日だったんです。
きっと、槐はギッちゃんが呼んできた子なんじゃないかなと思うのです。
そして、お役目ご苦労サマ、って言ってお迎えに来た・・・。
お迎えに来るなら、その前に夢にでも現れて一言言わないか?ギズモさん!?
まぁいいや。
そんな所もギッちゃんらしいよ。。。
園児。キミは本当に、綺麗に自分の身仕舞いをしたねぇ。
そしてとても親孝行だったよ。
人懐こくて、誰からも可愛がられる美しい園児が、随分と自慢だったよ。
園児。私はもう少し、こっちで頑張るから、
そっちにいるお友達と一緒に、もう少し待っていてね。
それじゃ、またね!
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by taco-poo
| 2018-08-21 22:42
| enju